1. まずは地域の農業を知ろう
就農を考えたら、最初にその地域でどんな農業が盛んなのかを調べてみましょう。
農業のスタイルは大きく分けると2つあります。
- 土地集約型:広い田んぼや畑を使って収量を増やす農業(例:稲作、小麦や大豆などの畑作)
- 労働集約型:狭い面積でも高価な作物を育てる農業(例:ハウス栽培のイチゴや花の栽培など)
地形や気候によって、適した農業の形は変わります。まずはその土地ならではの特色を見極めることが大切です。
2. 実際に地域を歩いてみよう
次は現地を歩いてみましょう。
特に「ハウス栽培がどのくらい多いか」を見るのがおすすめです。ハウスが多い地域は、労働集約型が中心の可能性が高いです。逆にハウスが少ない地域なら、田んぼや畑を広く使う土地集約型農業の可能性もあります。
3. 農業トレンドは役場でチェック
地域の農業事情を知るなら、役場の農業振興課に相談するのが近道です。
ここでは地域や県全体の農業のトレンド、就農に向いた作物の情報、さらに新規就農向けの補助事業の情報まで聞くことができます。就農計画のヒントがたくさん得られるはずです。
4. 農地を探すなら農業委員会へ
作りたい作物のイメージが決まったら、農業委員会事務局を訪ねてみましょう。
「農地台帳」という仕組みで、どこにどんな農地があるのか、空いている土地や所有者の情報などを確認できます。(情報は少し古いこともありますが、大きな手掛かりになります!)
あわせて、移住担当の部署で空き家情報などを紹介してもらえることもあります。農地と住まいを同時に探せるのは心強いですね。
5. 困ったときは役場に相談
就農を進めるうえで、役場は心強いパートナーです。農業や就農を担当する課にまず相談してみましょう。それでも行き詰まる場合は、農業委員会事務局に足を運ぶと、また新しい情報が得られるかもしれません。
6. 最後は「認定就農者」へ
作物と農地が決まったら、役場の農林振興課で補助制度の確認をしましょう。農業は初年度から黒字になるのが難しいので、赤字を支える制度の活用はとても大切です。
そして、有望な計画だと認められれば「認定就農者」として登録されます。この資格があると、様々な支援策を優先的に受けられるようになります。更新は必要ですが、長く続けることで農家としての基盤もどんどん強くなりますよ。
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